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生態学的柔構造デザインの必要性

工業化社会の進展によって地球上の資源・エネルギーの枯渇が心配され、かつ、埋蔵エネルギー資源燃焼等による地上温度上昇などの気候変動が現実化しつつある今日、 私たちは抜本的に文明・文化を見直す時期にきています。資源・エネルギー・環境の諸問題解決のために再生可能な自然素材と再生エネルギー利用へ転換が必要です。
一方、ICT技術のめざましい進歩と、クラウド・システムによるビッグデータ処理、AI,ロボットなどの技術は明白に人類の近未来の文明・文化の大変動を予測するに値するものです。
そのような近未来においては、人間のする仕事と機械のする仕事は明白に分離され、かつ、その内容も著しく変化すると言われております。 この大変動期においてデザインの仕事は大変重要なものとなり、かつ、最終的には人にしかできないものと考えます。機械はまだ人の感性や直観力や発想力や学習能力に追いついていないからですが、AIが人並みのそれらの能力を持てば これも時間の問題かもしれません。
このような時代背景から未来を展望したとき、再生資源・再生エネルギー活用と生物のような柔構造システムをデザインすることが大切になると考えました。
また、大量生産・大量消費を根底にして資本主義経済が回転拡大し競争原理によって成り立つ現代社会は今後人々に過度なストレスを与えております。 スペーソロジー(空間のシステム論)において、人間とは何か、人間はどう変わっていけばよいのかを論じたいと考えております。また、ブログ「夢航路」において、みなさまと未来ビジネスについて語りあう場を 設けました。